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エグゼクティブコーチング~コーチという伴走者~

HOMEクライアントの声 > エグゼクティブコーチング(Mr. Yuki M.)

定期的なコーチングは、意識のメンテナンスタイム。

Mr. Yuki M.

​―コンサルタントの堀田さんとの出会い

堀田さんとの出会いは7年前のこと。

所属している社の方針として、先輩/後輩のメンタリング制度を実施しており、その先輩社員の一員として関わりました。その際、メンター育成のコーチングを会社が依頼していたのが堀田さんでした。

その頃の私は、『メンタリング』とか『コーチング』という言葉を、知識としては知っていましたが、行う側も受ける側も経験したことがなく、後輩育成とか、指導が出来るようになればいいなぁというぐらいの気持ちだったと思います。

ただ、そこでの経験が非常に自分にはあっていて、社での契約以降も、引き続き個人的に依頼することを決めました。

 

​―初めてコーチングを受け、惹かれた『指導との違い』

その時は、私が後輩のメンターという立場を担っている間、堀田さんが伴奏してコーチングをしてくれるという形式だったのですが、そのコーチングの姿勢がとても魅力的でした。

今まで仕事の上で経験してきた対話は、当然業務に関する話題が中心になるので、基本的には常に問題解決型の思考になります。

そこで行われるのは『その問題解決のためにどういうジャッジメントをするのか?その理由や手段をどう考えるのか?』といったことを吸収したり伝えたりすることが中心です。そうすると必然的に『知識や経験の優位性を伝えていく――。またはその知見を教わる。』というスタイルになるため、どうしても上下という考え方が生まれます(上司と部下/先輩と後輩といったわかりやすい関係性です)。

ところが『コーチング』にはどちらが上か下かという考え方がありません。堀田さんが私を『指導したり教育したり』することはなく、お互い同じ人としてどういう感情を持つのか?自分が持ってなかった気づきや価値をどう受け取るのか?そういった相互刺激を与え合うようなコミュニケーションを常にし続けてくれたのです。

私は後輩のメンターとして成長する中で、

・メンタリング/コーチングの理論と重要性の理解

・メンタリング/コーチングの初歩的なスキル

を手に入れたと思います。だからこそ、その後、個人的なコーチングを依頼するのは私にとって、自然の流れでした。

―メンバーの成長支援を担う立場になった際のコーチング

その後、社内のマネジメントを任されるようになり、より多くのメンバーの育成や成長支援に向き合う立場として、個人コーチングをお願いしました。

一人ひとりのメンバーがどの様な経験をし、どの様に大きくなっていくのか?それを必死に考えるわけですが、やはりそれを一人で背負おうとすると、どうしても視点も偏ったものになってしまうと考えたからです。そしてその選択は間違いなかったと思っています。

コーチングの言葉で言えば、DoingとBeingという考え方になるのですが、未だに忘れられないエピソードとして、次のような事がありました。

メンバーへの依頼や報告という通常よくある光景の中で、私はどうしてもDoing(こういうことがありました。こういう状況です。こうしていきます。)の方に意識が行くわけですが、コーチングのときにその話をすると、堀田さんから『その方はその時どんな表情をしていましたか?』『その時はどんな感情だったんですか?』といった質問が飛んできます。

私はこういった問いかけを頂くことで、日常の中でDoingに支配されてしまいがちな頭の中をメンテナンスしてくれるきっかけを常にもらっていたので、堀田さんという『伴走者』とメンバーのサポートを行なっているような体制が作れたことは任用直後等、とても心強かったです。

『人生の流れをマネージしている』という感覚は、

一度意識したゴールのイメージを無意識下に置いたから――。

​​​―自身の中長期的なビジョンづくり

3回目の定期コーチングをお願いしたときは、更なる担当領域の拡大を迎えた時期です。

この時、今までと少し違ったのは、自分自身のキャリア観の見直しなど、自分に矢印を向けたコーチングをお願いしました。

強固な信頼関係が築けている堀田さんと人生の棚卸しを行い、この先のビジョンを作りました。

その中では、いわゆる5年後、10年後、30年後の自分といった姿の言語化というものも行なったのですが、さらにそれだけではなく、詳細は後で述べますがバックキャスティングな発想だけに縛られない生き方も一緒にコーチングしてもらったように感じています。

どういうことかというと、認知科学的な領域とも密接に結びつくと思っていて、『自分の脳に一度しっかり言語化して伝えると、脳が勝手にそこに行く様にアンテナを無意識にはってそういう情報を取り込んでくれる』というのに似ていて――。

一回、粗い解像度であっても将来像を書いてみて、それを繰り返し習慣的に見ることで、脳が勝手に目標を達成する方向に向かっていってくれている感じです。

普通、こういう目標を元に落とし込んだ『目標管理シート』のようなものつくると、ややもすると、その管理シート通りに生きていくことこそ正しい!というようなスタンスになりがちで、そういうスタンスの目標達成って、人には色々な軸があって生きているので、なんか息苦しい。

プライベートと仕事と家族と…と、全部の目標を作ってその達成を管理していくとか、仕事を頑張るからどっかを犠牲にするみたいな感じの目標の設定のされ方だと、現実的ではないし、やはり無理が来ると思うんです。

その点、堀田さんのコーチングの中で整理した目標というのは、それを達成するために何かをやるというより、何かをやってる瞬間瞬間は目の前のことにしか反応してないのですが、脳が勝手に反応してて、なんとなく自分がいいと思う方に向かっていってる。もちろん、人生の中にはスムーズに行くこともあれば、予期せぬことが起こることもあったりします。ただ、そんなときでも流れを整えることに意識を向ければ、結果として振り返ってみると目標達成してる。そんな印象です。

堀田さんがコーチングの中で仰ってた『サスティナブル』ってこういうことなんだ。と実感しています。

―コーチングを受けている人と受けてない人の違いとは
違いは、やっぱり、Beingへの気づきだと思います。

自分に向き合って自分が決めた方向に対してちゃんとコミットしている状態を維持するってすごく大変なんです。ついつい日常に振り回されてしまったり、気がついたらブレていたり。そんな時に伴奏して原点に気づかせてくれる人がいる。そこが強いと思っています。
そうすると、自分に指が向きやすくなる。自分に指が向くと、誰かのせいとか環境のせいとかっていうことにならなくなります。自分自身に対して指を向けて、『どうしようかな』って考える癖がつくことは、人生を好転させて行く上でとても大きな要素だと思っています。

コーチングをしたから、全てうまくいく!とか、何を与えられるということはありません。

しかし、自分の人生は自分でしか決められないという中で、自分の人生のコミットを理解し、上手く伴奏してくれる。そんなコーチという存在があると、いかなることが起きようとも、常に人生の流れをマネージできている実感を持ちながら安心感を持って目の前のことに邁進していけるのではないかと思います。
プロのアスリートにコーチがつくのと同様に、これからの時代、プロのビジネスパーソンにも益々コーチの存在が不可欠になっていくのではないでしょうか。

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